年月を経る間に、大きな台風や地震等、様々な自然災害が家にも襲い掛かります。
特に最近は、台風のダメージが大きな家が多くなっています。
台風によって、アンテナが倒れて瓦が割れた、などという電話が、台風の度に、何度もかかってきます。
最近の地震で瓦の並びがガタガタになってしまった家が、テレビに映っているのを、何度も目にされたかもしれません。
こういった災害によって、瓦がずれたり、割れたりすることでたくさんの雨水が瓦の下に入り込み、それが原因で雨漏りしてしまう、というケースも多くあります。
もし、自然災害がその大きな原因となる場合には、私たちにご依頼いただければ、火災保険の適用等のお手伝いも致します。
また、瓦屋根の重さは何トンもありますから、何十年も経つうちにちょっと湿気が屋根下に入り込んで、屋根の下地材がたわんでしまうこともあります。
木造住宅ですから仕方ないことではあります。
しかし、本来はまっすぐな板の上に瓦が載っていれば隙間がないはずのところが、こういった下地材のたわみによって、瓦の隙間が大きくなってしまう、ということもあります。
よく、古いお家では、襖の開け閉めがきつくなってしまって、なかなか襖が開かないの、というケースがあります。
もしかして、ご経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これも、屋根の上の重さによって、家の梁等がたわんでしまい、起こっている現象です。
よく、本格的な昔からの瓦屋根を金属屋根に葺き替えしたお客様の家で、
「襖がスムーズに開くようになってね……」
なんていうコメントをお聞きするくらいです。